ロードバイクの最大速度を向上させる為にもプロのスプリンターのように華麗にスプリントしてみたいものです。でも、実際に全力でもがいてみても足が思うように回りませんでした。
そこで、スプリント能力を向上させる為にもケイデンスを高めていく必要があると感じましたので、実際に様々なトレーニングを試してみました。
その中で効果を感じた練習内容やコツについて、社会人に向いている内容を紹介していきますので参考にしていただければと思います。
目指せ200回転!!プロも納得のハイケイデンス
1.ハイケイデンスを可能にするには
初心者の方が全力でペダルを回しても体が慣れていないので、バイクが暴れて安定したペダリングの維持は非常に難しいです。
そこで社会人に是非オススメしたいのが、ファストペダルのトレーニングで、流れは以下の通りです。
1.平地でインナーローに変速します。
2.非常に低速の状態から腰をあげて、10秒ほど全力でペダルを回して最高回転数を目指します。
3.その後、シッティングに移ってから20秒ほど全力でペダリングします。
このトレーニングを繰り返していくことで、確実にケイデンスは向上していきます。
以前は140くらいが最高でしたが、約1年経過して180回転までは向上させることができました。
はじめのうちはお尻が跳ねたり腰をあげたスプリントの場合はバイクが暴れてしまい大変ですが、練習を重ねていくことで確実に変化が見られます。
2.ダンシングで振るのは体?バイク?
高回転でペダルを回すスプリントでは正確なバイクコントロールが身についていないと、パワーロスにつながり力やケイデンスを下げることに繋がってしまいます。
そこで、ハイケイデンス時の体の使い方やバイクコントロールについても紹介していきたいと思います。
その際のポイントについては以下の3点となります。
1.体はブレないように意識する。
2.踏み込む足に合わせてバイクを自然と傾ける。
3.頭を下げて前を向く。
このようなポイントを抑えていき、ダンシングが上達すると、上体は安定した上でバイクが自然に左右に振られていくスタイルになります。
ゴールスプリント時など、非常に力みが出やすい場面でもプロをはじめとして、スキルの高い選手は非常に安定した走行姿勢を維持しています。
このように、スプリント能力を飛躍的に向上させる為には、ハイケイデンスを可能にする技術の習得も必要になります。
その際のポイントしては、ハイケイデンスに体を順応させることが最優先となる為に、軽いギアでハイケイデンスを維持するファストペダルのトレーニングが重要です。
また、基本的なハイケイデンスを支える身体能力が身につきましたら、ロードバイク上で実行するためのバイクコントロールの上達も目指していく必要があります。
これらの身体能力と、機材であるロードバイクが高度に連携することで、質の高いスプリントを可能にします。
以上の要点を踏まえてトレーニングに励んでいただくと、よりロードバイクを楽しめるのではないかと思いますので、是非試していただければと思います。